一口馬主 出資した方がいいオススメな馬と危険な馬の見分け方
werner22brigitte / Pixabay

私は現在(2019.5.6)一口馬主をやり始めて2年になります。2年一口馬主をやっていると出資した方が「良い馬と危険な馬」がわかるようになってきました。

これから一口馬主を始めようとお考えのあなたへ、特に初心者の方に伝えたいことです。

ご参考になれば幸いです。

一口馬主で良い馬を見抜く条件の中に、馬体、血統がありますが、実は「中堅クラスのクラブ」ではそのような知識はあまり必要ありません。(中堅クラスのクラブとは一口3~7万円で500口募集で強い馬に出資できるイメージです)

知っていたほうが一口馬主ライフを楽しむ事ができるので、

私が学んだ馬体、血統についてオススメの本をご紹介しておきますが…

馬体についてはこちらで勉強しました。


《馬体は語る (競馬道OnLine 選書シリーズ)》

血統についてはこちらから。


《勝ち馬がわかる血統の教科書》

重要なのは「クラブがどのような意図で出資を募っているか?」です。

クラブはクラブ会員のみではなく「個人馬主」とも取り引きしています。良い見込みのある馬は個人馬主に流れるのは有名な話です。

では、クラブで出資募集される馬とは?

残念ながら多くの馬は強くなる見込みがない馬たちです…泣。この点を理解しておきましょう。これは中堅クラスのクラブのお話です。

(すべての馬ではありません)

「お金持ちを相手にしてる上級なクラブチーム」はしっかり強い馬で募集してくれます。

一口40万〜250万円とかのクラブね。無理ね。私には無理。

「そんなお金はない!」ということで夢が叶いそうな中堅クラブチームを選んだわけです。

アーモンドアイで有名なシルククラブも中堅クラブチームです。私も会員でございます。

どうですか?中堅クラブでも夢があるでしょう?

今回は中堅クラブチームでオススメな馬と危険な馬の見分け方をお伝えします。

スポンサーリンク

一口馬主で出資すべきオススメな馬

毎年募集される馬の数は「1つのクラブチームで35〜60頭」くらいでしょうか。その中でオススメできる馬は5頭以内です…下手したら1頭かも 汗。それはないか…

オススメする条件の馬とは

  • 母馬がG1もしくは重賞で何回か勝っている。
  • その仔馬に未だに重賞勝ち馬がいない。
  • 母馬の馬齢が6〜10歳以内で出産している仔馬
  • 仔馬の出資額が一口5〜9万円以内。

以上の条件が全てあてはまるのが…アーモンドアイでした。

アーモンドアイは一口6万円…

獲得賞金が7億3890万円。それを500口で割って「約148万円です!凄えー!」

(ドバイターフの賞金はまだ加算されておらず、プラス約4憶円が加算されます…)

しかもまだ4歳…将来性もありますね。

オススメな馬の条件はアーモンドアイの条件だからではなく「しっかりと根拠」があります。

なぜなら危険な馬の条件の真逆だからです…

それでは出資するには「危険な馬の条件」を見てみましょう。

一口馬主で出資するには危険な馬の条件

母馬が高齢出産

母馬がG1もしくは重賞勝ち馬、その子供の中にG1もしくは重賞勝ち馬がいると出資したくなりませんか?なりますよね?

「なんか強そうだなぁ〜」と…その心理をクラブ側に巧みに操られてる訳です。

高齢馬の出産は動物学的に身体能力が低い馬、または虚弱体質な馬が産まれやすいです。

私の中の高齢馬は「13〜20歳くらいの母馬」です。これを踏まえてクラブチームから送られてきたカタログを見て下さい。

(11~15歳は微妙なラインです。)

多くないですか?全体の3〜4割くらい存在してるのではないでしょうか?

母馬の初子

初子とは、母馬が初めて出産した馬です。

初めての出産は「産道が狭く虚弱体質な馬が産まれる可能性が高い」と言われています。

例外としてG1馬のエリート血統(父母共)で初子ながら大活躍するお馬さんもいますが極めて稀です。

中堅クラブなら尚更のこと…初子は注意です。

もう一度カタログを見てみましょう。

初子何頭いますか?これも全体の2〜4割位いないですか?怖いですね〜。要チェックです。

一口出資額が高額or低額の馬

さて、「高齢出産の仔馬と初子で全体の6〜8割」です。残りは2〜4割。

この2〜4割の馬で高額馬と低額馬に分かれています。

  • 高額馬とは出資金額一口10万以上。
  • 低額馬とは出資金額一口4万以下。とします。

どちらが危険でしょうか?

答えは…

両方でしたー!

「えー!?じゃあ全滅じゃん!時間返せバカ!」

待ってください。狙うべき馬は…

一口出資金額5〜9万以下のお馬さんです!!

(アーモンドアイに当てはまる条件です)

金額的に解説します。

一口が高額な出資馬

高額な馬は「父母共に良血統である」ことが多いです。

なぜ良血馬は価格が上がるのか?

種馬(父馬)の種付け料が関係しています。

例えば有名なディープインパクトの「種付け料は4千万円」です。種付けだけで…汗。

その掛かった経費「4千万円が仔馬の価格に乗ってくる」から高くなります。母馬が良血馬なら尚更のことですね。

ここで冷静に考えてみましょう。

出資額10万円以上を回収するためには、少なくとも「重賞やG1を勝ってもらう」必要があります。

お馬さんは生き物で「絶対」なんてありえません。なんならケガで終わる可能性もあります。

非常にリスキーな投資といえます。

余談ですが、中堅クラブの高額馬で活躍するお馬さんはほぼいないです。

ホントに見込みがあれば個人馬主に…

低額な出資馬

弱いです。

血統的、馬体的に見込みがないから安いのですね。

プチ情報として「ロードクラブの低額馬は楽しめ、意外と勝ったりします。」

(例 ロードクエスト 一口2万円で2憶5564円の総賞金)

ですが基本的に弱いです。

出資額5〜9万円以内の馬とは?

これは一概には言えないのですがクラブ側でも「強いか?弱いか?検討がつかない馬」とわたしは解釈しています。

クラブ側も期待しているが結果が出ないかもしれない…

  • 馬体は良いが血統が
  • 血統は良いが馬体が

など全てが揃わないが「やれるんじゃない?」というフワッとしたゾーンです。

クラブ側の値決めの気持ちを理解するために

PS4のゲームでウイニングポストという競馬牧場経営シュミレーションゲームがあります。わたしもやりこみました。

その中で「クラブチーム経営」というのがあり自分でクラブチームを経営すると、

「どんな馬を自分で所有し、どんな馬をクラブに回すのか?」が理解できます。

ゲームとはいえ、クラブチームの馬の成績が悪ければ会員数が減り、出資されない事もあり「目玉の馬をクラブチームに送る」こともありました。

面白いので一口馬主をやる前に一度プレイしてみてください。

こちらはゲーム機本体です。


《PlayStation 4 ジェット・ブラック 500GB (CUH-2200AB01)》

こちらがゲームソフトになります。


《Winning Post 9 - PS4》

実在する馬たちもゲームに登場し自分の所有にできます。

競馬に詳しいひとならサンデーサイレンスを所有していれば将来的にウハウハだ!とか、競馬の歴史や血統の勉強になりました。

おすすめです。

まとめ

実際の一口馬主でも「すべてがハズレ馬ではなく見込みのある馬も数頭いる」と思います。

そんな「素質馬の見分け方」を今回伝えてみました。

あなたの一口馬主ライフの参考になれれば幸いです。

*絶対という訳ではなく一つの参考ととらえて下さい。競馬において絶対的なことは存在しませんので…

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事