一口馬主や競馬において「厩舎」も重要な存在です。
2年ほど一口馬主ライフを楽しんでいると「厩舎の良し悪し」がわかるようになってきました。
悪い厩舎については「偶然の可能性」もあり誹謗中傷になってしまうので印象の良い厩舎だけをお伝えしたいと思います。
そもそも厩舎をご理解していない方のためにご説明したいと思います。
目次
厩舎って何?
競馬において調教師が管理する施設・組織の総称として用いられる言葉。
競走馬と調教師の管理関係を表す際に多く用いられる。
栗東厩舎と美浦厩舎の違い
関西と関東の厩舎では主戦場が変わってきます。
- 関東の主戦場は東京競馬場、中山競馬場になります。
- 関西の主戦場は阪神競馬場、京都競馬場になります。
最近は輸送技術も発達してるので、そこまで神経質に考える必要はありませんが輸送は「ナイーブなお馬さんにとって負担」になります。
プチ情報としては美浦厩舎所属の「関東競馬場の方が平均レベルは低く勝ち上がりやすい」と聞いたことがあります。
栗東厩舎は最初から「重賞を目標にしてる」バチバチの厩舎や個人馬主さんも多いので、関西の競馬場は強いお馬さんが新馬戦から参戦してくるイメージですね。
ちなみに地方の競馬場に遠征しなくてはならないお馬さん達はレベルが低いです。
G1で戦うお馬さんがわざわざ札幌や小倉まで来ないですよね。(仕上げのために1R叩き台の時はあります。)
栗東トレーニングセンターの特徴
1985年に設置された「坂路コース」が有名で関西馬が東京・中山など東日本でのレースで栗東所属馬の活躍する理由となった。
美浦厩舎トレーニングセンターの特徴
1988年以降、栗東トレーニングセンターの所属馬に勝利数と獲得賞金額の両面で大きく差をあけられた。
1993年に栗東に遅れて坂路コースが設置されるが勾配の規模が小さく、民間のクラブ牧場に劣るくらいの内容である。
*坂路コースは競走馬の足腰に筋肉とパワーを付けさせる目的で用いられることが多く、ダート馬で東西の不均衡の差は大きい。
(簡単にいうとダート馬は栗東所属のほうが望ましい)
オススメ厩舎と特徴
オススメ厩舎でご紹介するのは超有名厩舎は除いています。
G1常連組の厩舎は私が説明するまでもなく優れていますし「信用があるので強いお馬さんが集まりやすい」のです。
これからオススメする厩舎は、
- お馬さんの才能を引き出してくれる
- 面倒をしっかりみてくれる
厩舎さんです。
高橋義忠厩舎 栗東
実父は元騎手・調教師の高橋成忠。
イギリスの厩舎で研修を積んだ。
高橋義忠厩舎の最大の魅力は「一流良血馬でない」にもかかわらず、G1や重賞勝ちさせてるところです。
代表馬 ファインニードル
久保田貴士厩舎 美浦
父は元調教師の久保田敏夫。
学生時代に馬術界の学生タイトルを総なめにし、海外でもタイトルを獲得した。
イギリスの厩舎にて2年の研修を経る。
マリアライトで有名な久保田厩舎の魅力は「牝馬の管理」に期待できます。
代表馬 マリアライト
萩原清厩舎 美浦
ダート馬・北海道競馬が得意な印象です。
代表馬 ルヴァンスレーヴ、エピカリス、ノームコア、ロジユニヴァースなど
クラブと厩舎の関係
一口馬主のクラブにおいて「超有名クラブは出資させるためのブランド」にもなります。
なかには、有名厩舎の名前を利用し高額出資させておいてデビューせず引退というケースもあります。
超有名厩舎は実績、経験、技術面でも信用できますが、弱い馬を預けた時は要注意です。面倒をみてもらえずほったらかしの状況になる場合もあります。
クラブと相性の良い厩舎
一口馬主のクラブと厩舎の関係で信頼できるパターンが存在します。
わたしが会員登録してるロードオーナーズとシルク・ホースクラブで有名なケースをご紹介します。
ロードオーナーズサラブレッドクラブ
藤原英昭厩舎
代表馬 シグナライズ
中内田充正厩舎
代表馬 オールフォーラヴ
シルク・ホースクラブ
国枝栄厩舎
代表馬 アーモンドアイ
木村哲也厩舎
代表馬 プリモシーン