わたしは現在(2019.5.7)一口馬主を初めて2年が経ちました。
2年前、一口馬主を始める前にわたしも色々と調べたので、これから一口馬主を初めてみようとお考えの方の参考になるように2年間で経験した事をもとに、一口馬主の魅力と「あなたにあったクラブの見つけ方」を伝えたいと思います。
目次
一口馬主とは?
1頭の競争馬に掛かる経費などを40〜500口で分割し権利を持ち、レースでの配当を受けとる仕組みです。最近では1万口のクラブもあり会員になる敷居が低くなっています。
一口馬主に掛かる経費は?
- クラブ入会費(時期により無料の場合もある)
- クラブ月会費(毎月)
- 競争馬出資費(一括、分割可の場合もある)
- 競争馬維持費(毎月)
- 保険料費(年1)
以上になります。
流れとしては、
- 「クラブ入会費と最初の競争馬出資費」を払い会員になり、
- 毎月の「会費と競争馬維持費」を払いながら
- 出資馬が「レースに参戦し配当」がある場合は受け取り
- 「年始の1回の保険料を支払う」感じです。
経費の額ついては入会するクラブで大きく違います。
クラブによっては「年収査定の段階で断られる」事もあるかもしれませんが、
月の支払いが無理のないクラブに入会することをオススメします。
一口馬主の魅力について
一口馬主は「究極の大人の趣味」といえます。簡単に言うと道楽です(笑)
一口馬主で「1頭に出資して利益を得る確率は12.8%」と言われています。ほとんど儲けることはできません。
お金目当て「のみ」で一口馬主をやろうとお考えのあなた!絶対やめましょう。
これほど難しい投資はありません。
一口馬主は「楽しむ為にお金と時間を費やす趣味や娯楽の側面があり」投資とは別に考えた方がいいでしょう。
共有馬主とは、
未知の世界に踏み込むこと、
冒険を楽しむこと、そこに損とか得とかの欲望が絡んでるゼイタク。
吉川良著 「血と知と地」より引用
一般的な投資とは違い、愛馬の近況や活躍に「一喜一憂」する趣味ですね。
愛馬の名付け親になるチャンスもあり競馬界に名を残すかもしれません。
仔馬時代に出資した瞬間から「一喜一憂」は始まります。
わたし自身もクラブのホームページで毎日確認していました(*´-`)
自分にあったクラブの見つけ方とは?
「自分の考えや資金にあったクラブを見つける」のが重要なポイントです。
わたしは一般的なサラリーマンなので同じ状況の方は参考にしてみてください。
わたしが入会しているクラブは2つ、
シルククラブとロードホースクラブです。
月の支払い的にもリーズナブルで「クラブ所属馬が重賞を勝っている」ことも魅力です。
シルククラブについては「アーモンドアイが3冠馬になり海外でも活躍」しており、新規入会者が激増して現在は自分の好きな馬に出資しにくい状況になっています。(口数より申し込みが多数のため)
このように「クラブ所属馬の活躍により出資機会状況が変化」してしまうので、わたしは2つのクラブに入会しています。
ですが「複数のクラブに入会してしまうと月会費が高く」なりもったいないです。
個人的な見解では複数のクラブに入会してもマックス3つ、できれば2つでおさめたいところです。
一口馬主を初める時は自分のスタイルをまず作る
わたしが一口馬主を初めるにあたって「決めた事」について書きたいと思います。
月の支払いで無理のない額を決める
まず、何よりも月の支払いは無理のない可能な額に決めましょう。
月の支払いとは、クラブの月会費、競争馬の維持費です。(保険料も年1回支払いがありますが微々たるものなので気にしなくて大丈夫です。)
わたしの「月の支払いで無理のない額は2万円」に設定しました。
この額から「2つのクラブに入会し競争馬を10頭持てばだいたい2万円くらいだろう」と予測できます。
いきなり初年度から《10頭に出資》したわけではなく、
- 初年度はロードクラブのみに入会し3頭に出資、
- 2年目はシルククラブにも入会し6頭に出資、
- 3年目の今年はロードで2頭、シルクで1頭に出資しました…12頭です 汗。
所有頭数が予測より増えていますが「競争馬は3歳の未勝利戦で勝ち上がらなくては引退や地方馬になり」わたしの所有ではなくなります。最近、1頭が地方競馬行きが決まりました。
このように引退の可能性も見越して所有しています。
10頭前後の複数頭を所有していると「月で利益が出ることもあり」わたしの身の丈にあった頭数だと考えています。
月の支払い額で入会できるクラブは決まる
月の支払い額を自分で想定すると「支払い可能なクラブ」は絞られてきます。
わたしと同じくらいのサラリーマンの方は、上級クラブのキャロット、サンデー、社台などは厳しいと思います。
月会費と維持費(口数が少ない所有の場合は一口の負担が大きくなる)が高いです。
月の支払いが安いクラブもシルクやロード以外にあります。
牧場とクラブの関係も考える
クラブには牧場も経営してるところと「バイヤーのみで牧場を持たないクラブ」もあります。
ロードとシルクは牧場があり仔馬時代から育成してるので各馬について良く理解してると思われます。
バイヤー系のクラブは「完全にバイヤーの目利きのみ」になります。
「本来強い馬なら売りに出さないのでは?」と考え、わたしはバイヤー系のみのクラブでは出資していません。
シルククラブはリーズナブルな月額支払いの割に「牧場は社台グループと提携」しており強い馬に出資できる可能性が売りですね。
ロードクラブは「ロードカナロアの初年度産駒のデビューの年」に出資しました。
まだ「カナロアの血統に実績がなく」産駒に安く出資できラッキーでした。
カナロアの育成に詳しいロードクラブなら産駒も上手く育てるだろうと予想しました。
このようにクラブと牧場の関係性も考える必要があります。
まとめ
一口馬主について少しはご理解頂けたでしょうか。
一口馬主は贅沢な趣味であり、お金儲け目的「のみ」で出資することはオススメしません。
ご自分の「愛馬と共に時間と感動を共有し明日への活力となる」ような趣味です。
競馬で馬券を買い続けるよりは、一口馬主のほうが長く楽しめるかと思います(愛馬の馬券は買ってしまいますが…汗)
クラブや牧場経営について深く理解したい方にオススメのゲームがあります。わたしもかなりやり込みました。
クラブ側の思惑なども理解でき競馬の歴史や血統の勉強にもなります。
よければご利用ください。
一口馬主ライフを共に楽しみましょう!